「友達から恋人に発展するのは難しい」
「付き合うきっかけが見つからない」
「告白して関係が崩れるのは嫌だ」
そんな悩みをお持ちの方のために科学的に効果のある友達から恋人に発展する方法を紹介していきます。
曖昧な関係から恋愛関係になれるの?
結論としては、友達の関係から恋人の関係になることは可能ですがそれにはいくつか条件があります。
親密さに急激な変化が必要
1999年にフロリダ州立大学社会心理学教授のロイ・バウマイスター博士がどうすれば男女が曖昧な関係から抜け出すことができるのかということに対しての研究を行い男女間の情熱というものは、親密さに対して急激な変化が起きた時に得られるものだと結論を発表しています。
二人の関係が変わる時というのは、二人の感情に急激な変化があった時にだけ起きるものだということだけということなので一度友達の枠に入ってしまうと今までと同じように友達の関係を続けながら親密さを徐々に積み上げていき恋人の関係になるというのは難しいということになります。
好きになるという感情は普段から同じグループにいて二人で感じているような感情や大勢で楽しんでいる中で感じている感情とは全く違う感情でありそれは別に好きとか嫌いとかという感情ではなく、今までに経験したことがないような活動によって起きる強烈な感情の変化です。有名な吊り橋効果もこの一種です。
要するに、友達から恋人関係になるには普段感じないような刺激で感情を揺さぶる必要があるということです。
親密さは安定してしまう
親密さというものは時間が経つと安定します。これは恋愛関係に限らず友達の関係も同様です。
すでに付き合っている場合でもマンネリ化が起きやすいのも人間である限り当然なのです。
変化を起こすために一旦距離を置く方もいますが二人の距離が近いほど親密になりやすく、逆に遠く離れてしまうほど、疎遠になってしまう傾向にあります。これを近接性効果と言います。
また一旦親密さが安定することに慣れてしまうことを順応と言いますが順応が起きるとと相手に対する観察力などが低下します。
つまり、この人は「友達」と自分の中で無意識に括ってしまうので、その相手が、途中から恋心を抱いていくらその思いを使えるようなサインを出しても気付いてもらえなくなります。またサインに気付いても順応した状態から変化を起こすのにはエネルギーがいるので何か外的な変化がないと恋人関係の発展が難しくなっているということです。
このような状況の時に、ストレートに好きですと伝えてうまくいく場合もあるかもしれません。
しかし友達だと思っていた相手に好きですと言われた時に皆さんだとどのように感じるでしょうか。それをきっかけに好きになっていく場合もあると思いますが多くの場合、嬉しいけれど一旦考えさせて欲しいというような反応になるでしょう。そうなると、告白したのにフラれたというように感じショックを受けると思いますが、友人関係にある人にアプローチしても気付いてもらえていないことが多いので、相手はいきなり告白されても恋愛感情を抱いておらず思考が追いつかないだけです。
物事には順序があります。
順応状態を抜け出す
友達の関係から男女の関係に移行する時に、失敗をしたくないのであれば、この順応状態を向け出してから好きであるというサインを日常の会話や行動の中でで受け取ってもらう必要があるわけです。
そこからもしかすると自分も好きかもと相手に思ってもらうことで順応状態から抜け出すことで相手も意識し始めるので、二人の関係も変わっていくわけです。ただし人間は同じグループ内で自分と釣り合った人、似た人をを選ぶというマッチング仮説というものがあり、あまりに不釣り合いな場合は何をしてもカップル成立しません。多少背伸びする分には問題ありませんが高望みしすぎている場合はそもそも考え直す必要があります。
ここまで急激な変化により順応状態を壊すことが大切と話してきましたが具体的にはどのようにすればいいでしょうか?
具体的なアプローチ
順応状態を壊すには新しい経験をしましょう。まだ二人でしたことがない新しい体験やイベントなどがおすすめです。これはカップルがマンネリ状態にあるときにも同じことが言えます。
相手と自分が日常と異なる経験をすることで順応状態から抜け出し、相手の注意、観察力が自分に向いてくれます。
そうんなると今まで考えていた友人という関係とは何か違うというようなことに気づき自分のことを好きなのかもしれないというようなことにも気付いてくれるわけです。
また二人きりでなく複数人でも問題ありません。
グループでディズニーランドに行ったり、カラオケに行くのもありでしょう。相手が普段からディズニーランドやカラオケに行き慣れていたら効果はありません。またディズニーランドやカラオケに誘えてる時点で自分とは違う、と思った人もいるかもしれませんが友人関係にない状態から恋人関係になるにはまた全く異なるアプロートが必要なので別の機会に紹介します。
友人関係にありながらも関係が浅い状態で二人だとさすがに誘いづらいという場合にはグループで誘うようにしましょう。
ただし複数人で旅行やなどに行って意中の相手と親密な関係を築こうと思ったら、その旅行の間に他の人と付き合っていたというようなことも起こりかねないのでその場合は自分が誰を狙っているか共有できるような親密な関係の人を選んでください。
秘密を共有する
別のアプローチとして二人だけの秘密を共有するというテクニックがあります。
二人だけの日物を作り出すことで新密度があがることを心理学では『クロージング効果』と言います。
ただし信用できる相手でないとその秘密が外に漏れてしまう可能性もあるので注意が必要です。
枕詞に誰にも言ってないんだけど・・、ここだけの話なんだけど・・と付けるだけで秘密や悩みは大したものでなくてもOKです。
ここまで科学的に有効な友達から恋人になる方法を紹介してきましたがもちろん例外もあります。研究というのはあくまで多くの人が〇〇という傾向にあるということを示すだけのものなので万人に当てはまる訳ではありません。
今まで4割5割だった恋愛成功率を7割8割と上げることは出来ても付き合えるかどうかはその人自身の魅力や相手の状況なども関わってくるのでテクニックに溺れないようにしましょう。
ぜひ素敵な恋愛ライフを送ってください。