家にいることも多くなり脚がむくみやすくなったという方も多いと思いますが脚を細くするには一体どのようにすればいいでしょうか?
脚のむくみはマッサージをすることで解消されますが正しい方法を知らないと効果が半減されてしまいます。
そのためまずはむくみの原理から解説していきたいと思います。
目次
むくみの正体
脚のむくみの正体は水分を含む血液やリンパ液などの循環が悪くなり、細胞のすき間などに水分が停滞したものです。
同じ姿勢を続けたり筋力の低下、塩分の過剰摂取、ミネラルの不足、アルコールの過剰摂取、足の冷えなどが原因となってむくみは起こります。
男性より女性の方が脚がむくみやすいのですがこれは筋肉力の関係で心臓に向かって血液を押し戻す働きが弱いのとホルモンバランスが関係しています。
黄体ホルモンというホルモンの分泌量が生理前になると多くなり余分な水分が体に溜まりやすくなりむくみやすくなるのです。
ただし慢性的な場合はリンパ浮腫や心不全、肝臓や腎臓の障害が原因であることもあるのでそのような場合は今回紹介するマッサージに頼るのではなく病院に行きましょう。
むくみの解消マッサージ方法
脚のむくみを解消するというのは言い換えればふくらはぎに溜まった余分な水分や血液を心臓に戻すことです。
そのため揉むようにマッサージするのは効率がよくないのでなでるようにしてマッサージしましょう。リンパマッサージという言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが実はむくみの原因である水分のほとんど90%は静脈に還り,残りの10%はリンパ管に還るという仕組みになっています。
つまり,むくむということは静脈の流れが大きく影響するのでむくみを減らすためには,まず静脈の機能を活発化させ,それからリンパ管の働きを活発化させていく必要があります。
そのため本来はむくみを取る目的のマッサージは静脈マッサージと読んだ方いいのかもしれませんがリンパ菅も老廃物を流す上で重要なものであることには変わりないので従来通りリンパマッサージと呼ぶことにします。
もちろん適当にやっても多少は効果はありますが人生は有限です。同じ時間を使ってマッサージをするなら効果が高い方がいいですよね。
効果的なマッサージの方法として一部を揉み解すのではなく手の平で足先、足首まで連続して上に向かって撫でるようにマッサージをしましょう。
また以下に効率的なむくみ取りマッサージのポイントをまとめました。
むくみ取りマッサージのポイント
静脈に沿ってマッサージを行う
リンパ菅は合流して静脈に注いでおりリンパ管が集まっているリンパ節を意識してマッサージすることでむくみを取りやすくなります。
首、脇のした、腹部、鼠蹊部、膝裏辺りのリンパ節がある部分と心臓を守る鎖骨付近のデコルテのマッサージを行いましょう。
デコルテのマッサージはポーラ化粧品研究所で顔面への美容効果が実証されています。
クリームを使う
素肌を直接何度もこすってしまうと肌に摩擦がかかってしまい、ダメージを与えてしまいます。
肌の保湿効果をアップするためにボディクリームを使うようにしましょう。
ただし、直接医薬品等として脂肪燃焼の改善効果が認められた商品は存在しません。
カプサイシンやカフェインなど肌に塗るとじんわりと温かくなる温感系の成分が含まれているのは化粧品や医薬部外品になります。
体温を上昇させることで代謝を上げる、という謳い文句ですがマッサージと比べて効果ははっきりしないため普通に保湿クリームを用意するだけで問題ないです。
お風呂上り・運動後に行う
お風呂上りは血管が拡張して血行が良くなってるため余分な水分や老廃物を血管を通して運びやすくなるためお風呂上りにマッサージを行うのが効果的です。
運動後の筋肉は疲労物質(乳酸)を出している状態ですので、この乳酸が血管内に吸収される前に、マッサージでアフターケアを行うことにより、乳酸を散らす事が出来、疲労が蓄積しない様にする効果を期待できるのと同時にむくみを解消できるので運動後のマッサージもおすすめです。
脚以外のリンパマッサージも行う
全身の血管は繋がっているため脚以外にも水分や老廃物が溜まりやすい箇所のマッサージも合わせて行うようにするとより効果的です。
具体的には心臓より上にある顔も老廃物がたまりやすい箇所です。
脚が細くなるむくみ取りマッサージの方法まとめ
今回紹介したむくみ取りマッサージは対症療法のようなものなのです。着圧のレギンスや靴下などで予防を行うこともむくみを減らす上では大切なので普段からむくみが出来やすいという方は試してみてください。