ピーリングとは古くなった角質や毛穴の汚れを除去する治療法です。
中でも酸の力で角質の汚れを取り除くことをケミカルピーリングといいます。
エステなどで行われているのはこのケミカルピーリングで、それをコンパクトに低コストにまとめたものがピーリング石鹸となっています。
効果はエステで使われる薬品類よりは少し高価は薄くなりますが、その分刺激も抑えられているので、負担が少なく使うことが出来ます。
ピーリングによって角質や毛穴の汚れが除去された肌は正常な新陳代謝を取り戻すことが出来ます。
ニキビや黒ずみ、シミなどの改善や予防に効果を発揮します。
さらに、正常なターンオーバーで回復した肌は化粧のノリも良くなりますので、メイクのノリや化粧水の浸透が悪くなっていると感じる場合には、自宅でピーリングを行うのもいいでしょう。
自宅でピーリングを行う際の注意点や、やり方ついてご紹介しましょう
目次
市販のピーリングの魅力
顔を洗浄するだけで古い角質を除去できるのがピーリング石鹸の特徴です。
黒ずみやシミ、ニキビなどの改善に効果的であり、自宅でエステを行ったような美肌を追求できるということで人気を集めています。
最近ではボディー用のピーリング石鹸も多いので、顔だけでなく背中のニキビもケアすることが出来ます。
しかし、肌質などを考えると個人差もあり、選ぶことが少し難しいとも感じます。
配合成分も様々ですので、自分に合ったものを見つけて使っていきましょう。
ピーリングのやり方
ピーリングを自宅で行う際には、以下のような点に気を付けましょう。ピーリング剤も様々ありますのでご紹介していきます。
ピーリングは基本的に週に1~2回を目安に行うといいでしょう。
・石鹸タイプ
人気があるのが石鹸タイプのピーリング剤です。
ピーリングのやり方は石鹸を泡立てて洗顔するだけでピーリングが出来ますので、使い易いのが特徴です。
週に1回の感覚で、石鹸タイプのピーリング剤で洗顔すると、ニキビケアの効果が期待できます。
・洗い流すタイプ
ピーリングのやり方は洗顔後にピーリング剤を塗ってから数分5分程度置いてから洗い流すタイプのピーリング剤になります。
こちらも週に1回の感覚で行います。肌を摩擦しないので、刺激が少ないのがメリットになっています。
・拭き取りタイプ
拭き取りシートにピーリング剤をしみ込ませてあるシートタイプのピーリング剤になります。
週1回の間隔でシートでふき取るだけの簡単ピーリングになります。
シートでふき取るときに肌に摩擦の刺激を与えますので、肌荒れや乾燥の原因になるのがネックでしょう。
・洗い流さないタイプ
刺激が気になる場合には洗い流さないピーリング剤もあります。
洗顔後にピーリング剤を塗って、化粧水や乳液ンなども塗りスキンケアするだけで完了です。
使い方も簡単なので、お勧めのピーリングになります。
(※おすすめ関連記事→市販のピーリングって効果あるの?おすすめランキング!口コミ有り)
ピーリングにはAHAがお勧め
ピーリング剤に含まれている成分でお勧めなものにはAHAというのがあります。
AHAの正式名称は「アルファヒドロキシ酸」と言います。
フルーツから取ったフルーツ酸が原料になっており、AHAの中にはリンゴ酸・クエン酸・グリコール酸・乳酸・シトラス酸などの種類があります。
天然のフルーツから取った天然成分で出来ていることから、肌に優しく安全に使うことが出来ます。
フルーツ酸の成分は酸で古い角質を溶かす作用があります。
ピーリング剤の中でも低刺激で肌を痛める可能性が低くなっています。
使用頻度が多くなると、肌を痛めたり、ターンオーバーを早めすぎて乾燥を招くこともあります。
AHAにはグリコール酸や乳酸、リンゴ酸、クエン酸などがありますが、その中でも分子量の一番小さく肌に浸透しやすいグリコール酸がピーリング剤には良く使われています。
また、グリコール酸が5%含まれているピーリング剤はピーリング効果が高いです。
BHAは強めのピーリング剤
BHAは強めのピーリング剤になっています。
AHAに比べると強力な酸を使用していますので、美容皮膚科などのクリニックで使用されることが多いです。
美容皮膚科で使用しているBHAはサリチル酸などであり強力な酸の力で肌の古い角質を取り除く効果があります。
注意点
自宅でピーリングを行う際の注意点は以下の通りです。
パッチテストを行うこと
低刺激なピーリングであっても、そのときの体調や肌の状態によっては肌荒れを起こしてしまう可能性があります。
新しいピーリング剤を使う場合にはきちんとパッチテストを行うといいでしょう。
パッチテストの方法は
- 二の腕の皮膚の薄い部分に少量のピーリング剤を塗ります。
- そのまま24時間放置して様子を見ます。
これらのパッチテストを行って肌荒れが起きなければ、ピーリング剤を使用しても大丈夫でしょう。
- ピーリングは短い間隔で行わないこと
肌の古い角質が取れるからと短い頻度でピーリングを行う方がいらっしゃいますが、ピーリングは週に1回程度の頻度で行いましょう。
ピーリングの回数が増えると、肌の新陳代謝を早めてしまいますので、十分な細胞が出来上がっていない状態でピーリングを行うことになりますので、肌荒れの原因になります。
肌がきれいになるのは嬉しいことですが、回数を守って行うようにしましょう。
ピーリングの後は保湿と紫外線対策を行うこと
ピーリングの後はかなり肌が乾燥しやすくなっております。
さらに、古い角質を取り除いたばかりで肌が敏感な状態となっていますので、肌の機能が低下しています。
そのために十分な保湿が必要になります。
また、バリア機能が低下していることから、紫外線の刺激にも注意が必要です。
日差しが強い日にピーリングを行った場合には、紫外線対策の日焼け止めやUVカットクリームなどを塗って、日傘をさすなどの対応をしていきましょう。
パッチテストを行って大丈夫だった場合でも、顔に使ってみて何かトラブルが起こったら、使用を休止するのがいいでしょう。
肌に合わないのに何度も使っていると、肌に刺激を与え続けると乾燥肌になり、ニキビの原因になったり、シミを作ってしまいます。
正常な回数でピーリングを行うことで、ニキビ跡などのケアも出来ますので遅れたターンオーバーを正常化させて白い奇麗な素肌を手に入れていきましょう。
(おすすめ関連記事→ケミカルピーリングと人気のピーリング化粧品の効果ってどれくらい違うの?)
ワンポイントアドバイス
ピーリングを行うときには、自分にあったものを選ぶようにしましょう。
石鹸タイプやジェルタイプがありますで、使い易いものを使いましょう。
ピーリングの回数は週に1回程度を目安に行いましょう。
ニキビを早く奇麗にしたいなどの理由で回数を多く使いたい場合もありますが、肌の新陳代謝のスピードは28日程度となっていますので、肌を必要以上に痛めないためにも、回数は守って使用するようにしましょう。
まとめ
ピーリングの効果を実感すると、毎日でも行いたいと思う場合もありますが、週に1回のスペシャルケアを行うときに使用していきましょう。
肌荒れを起こした場合には、すぐに使用を休止して、様子を見ましょう。
肌荒れが酷い場合には皮膚科などに出向いて治療を受けるといいでしょう。
自宅で行うピーリングはリーズナブルに肌のケアが行えるのがメリットになります。
古い角質を取り除いて、健康な素肌を手に入れましょう。
顔色がワントーン明るくなることもありますので、継続的に使っていくといいでしょう。