- 「髪の毛が細くなってきた・・・」
- 「てっぺんのボリュームが減ってきて気になる・・・」
薄毛になるとなんとなくさみしい印象になりますし、髪にツヤやコシがなくなってぺったんこになってしまうのと実年齢よりも上に見られたり・・・。
このように、薄毛は男性だけの悩みではなく、女性でも髪の悩みを持っている方は少なくないのではないでしょうか。
では、女性のつむじが薄毛になるのはどういった要因からなのでしょうか?
目次
女性のつむじが薄毛になるのは?
女性でも薄毛になるのを、女性男性型脱毛症(びまん性脱毛症)と言います。
男性型脱毛症とは違って、髪が全体的に抜け落ちて薄くなります。
びまん性脱毛症になる原因としては、
- 老化
- ストレス
- 極端なダイエット
- 経口避妊薬(ピル)
- 過度のヘアケア
などがあります。
また、頭頂部は紫外線などにさらされていているので、紫外線が頭皮(つむじ)に当たると外的刺激により頭皮はダメージを受けて育毛環境は悪くなることが考えられます。
そのためつむじは頭部の中でもいちばん刺激を受けやすく、つむじはげができるひとつの原因と考えられています。
つむじ薄毛になる各原因について
原因1:ダイエットによる脱毛
ダイエットは女性の永遠のテーマと言っても良いほどですが、過度なダイエットを行うことにより体の栄養分が不足し、頭皮に栄養がいきわたらなくなり育毛が阻害されることがあります。
食事制限ダイエットでは慢性的に栄養分が不足しますし、運動をしないと血行が悪くなり毛に十分な栄養がいきわたりません。
ダイエットを行う際には栄養バランスを考えて、適度に運動も行うようにしましょう。
原因2:パーマやカラーリングによる脱毛
おしゃれをするためにパーマやカラーリングなどを行う方も多いかと思いますが、これも髪を傷める原因です。
パーマもヘアカラーも薬剤を頭皮に塗るので、当然頭皮は刺激を受けます。
肌に合わない場合にはかゆみや赤みなどを引き起こす可能性もあります。
パーマやカラーリングをする際には肌のパッチテストで赤みやかゆみが現れないかをきちんとチェックしておきましょう。
原因3:牽引性脱毛症
これはつむじとは少し違いますが、ポニーテールなどの結んだ髪型をよくしている場合には生え際や分け目の頭皮に負担がかかって、脱毛し髪の毛が生えてこなくなるということがあります。
引っ張る期間によって脱毛期間は変化しますが、早いと5~6年、遅いと10~20年で脱毛すると言われています。
髪をひっぱる髪型を毎日せず、時にはダウンスタイルで頭皮を休ませましょう。
原因4:ヘアースタイルによる脱毛
これは③とも考えられますが、結んだりするだけでなく同じ髪型をずっと続けることでも髪は薄くなっていきます。
髪をセンターでいつも分けているという場合には、髪の重みで引っ張られて頭頂部が薄くなります。
ロングの場合にはゴムで結んでいるのと同じくらいの負荷がかかっているので、つむじもはげて薄くなってくる可能性が出てきます。
毎日同じ髪型や分けめをする習慣をやめて、常に同じところを引っ張っている状態というのを避けましょう。
原因5:ストレスによる脱毛
現代社会においては、生活や人間関係の中でストレスを抱えていることは多いですよね。
自分では元気だと思っていても弱い部分に負荷がかかり、つむじがはげてくるということもあります。
また、女性には生理の度に周期的にストレスを感じると思います。
ストレスは蓄積することが体にも不調が現れ、脱毛もその一種です。
ひどいときには円形脱毛症にまで進行するので、適度にストレスを発散させるようにしましょう。
原因6:出産後の抜け毛による脱毛
出産後は女性ホルモンが少なくなっており、ホルモンバランスが乱れや体調不良に見舞われることも多く、体調の回復には6~8週間程度かかります。
また、産後は赤ちゃんの世話に奮闘することで睡眠不足や栄養不足が生じやすい環境でしょう。
睡眠時間が削られて授乳により栄養分が取られることで髪にまで十分な栄養がいきわたらなくなってしまいます。
そういったことが原因となり、出産後の7割の女性が薄毛に悩んでいると言われています。
原因7:更年期性による薄毛
更年期とは閉経前後の10年を指しており、一般的には45~55歳の間を言います。
この時期に差し掛かってくると体内の女性ホルモンがぐっと減ってきます。
エストロゲンという女性ホルモンは、女性らしい体つきや妊娠の準備をしたり自律神経を整えたりする効果があり、美しくなめらかな髪を保つ作用もあります。
このエストロゲンが30代を境に半分以下に減ってしまうことで抜け毛が進行します。
閉経を迎えるとエストロゲンはぐっと減りますので、頭皮も肌と同様に老化して健康で丈夫な髪を育てることが難しくなってきます。
原因8:ピルの服用による薄毛
ピルは女性ホルモンを利用して脳を疑似的に妊娠状態にした避妊薬です。
ピルの服用中はホルモンバランスはとれている状態なのですが、ピルを止めるとホルモンバランスが乱れます。
ピルを止めることで脳が出産したと錯覚し産後のようなホルモンバランスの乱れが起きます。
ですが、ホルモンバランスが回復すると薄毛も収まってきます。
つむじの薄毛に効果的な対策方法
女性のつむじが薄くなってきたら、どういった対策を立てるといいでしょうか。
食生活を変える
見過ごされがちですが、実は食事などから栄養をきちんと取ることはとても効果的な方法なんです。
女性のつむじはげの主な原因は女性ホルモン減少なので、女性ホルモンを増やしたり安定させたりするための栄養を食事で摂取することは効果的な薄毛対策になります。
ビタミンEが含まれている食品を取ると血行が促進されるので効果的です。
また、大豆イソフラボンを多く摂取することも大事です。
大豆発酵製品に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをしてくれるので、女性ホルモンの乱れが原因の薄毛を改善が期待できます。
わかめやこんぶなどのミネラルも摂取するようにしましょう。
そして大事なのが、ジャンクフードや油ものなどの皮脂が多く分泌されるものは避けるようにしましょう。
女性用の育毛シャンプー
髪の毛にはりやつややコシがないという場合には育毛専用のシャンプーを使うことも効果的です。
そして特に大事なのは「洗い方」と「乾かし方」です。
あくまでも洗うポイントは「髪の毛」ではなく「頭皮」。
頭皮の皮脂汚れがしっかりと落ちていないと髪の毛に悪影響を及ぼしてしまいます。
また、濡れた状態の頭皮はとても傷つきやすいので、洗うときは爪を立てないように指の腹で洗いましょう。
そして、洗い終わったらしっかりすすぐことも大事です。
せっかく頭皮の汚れを落としたのに、シャンプー剤が残っていたら元も子もないですもんね。
そして髪を洗ったらしっかりと乾かしましょう。濡れたままの状態は頭皮にも髪の毛にも悪影響しか与えません。
ただし育毛シャンプーは今ある髪の毛をこれ以上減らさないようにする効果は期待できるのですが、新しい毛が生えてくることを促す効果は低いですので、髪の毛の量を全体的に増やしたいという場合には育毛剤などの違う商品を使った方がいいでしょう。
育毛剤を使う
つむじなどの薄毛が気になってきたら、育毛剤を使うというのはもっとも一般的な対策法ですね。
育毛剤は頭皮の血行を促進することで頭皮に栄養がいきわたり、今ある髪の毛を抜けにくくする効果も期待できます。
育毛剤も色々種類がありますので、自分で試してみて自分に合ったものを探しましょう。
自分に合った育毛剤を使用することで抜け毛の進行を遅らせることが出来ますし、新しい毛が生えてくる環境も整えることが可能となります。
育毛剤はシャンプー後に使用すると効果的ですが、その時にシャンプー剤の残りがないことが大事です。
また、育毛剤を使用する時には指の腹を使ってつむじの部分から眉間の方にゆっくりとマッサージすると効果を上げることができます。
店頭で購入するのに気後れするという方はネットでもたくさんの商品が販売されていますので、ぜひネット注文を試してみてください。
育毛サプリを飲む
育毛サプリには、
- たんぱく質
- シスチンなどの必須アミノ酸
- ミネラル分のケイ素
- 亜鉛
などの髪の毛の育成に必要な成分が含まれています。
バランスの良い食生活を心がけていても栄養分が不足してしまうという場合には、育毛サプリでケアすることで髪が生えてくる可能性があります。
AGA専門病院で相談する
女性用のAGA専門外来というのも認知され始めています。
医療機関を診断することにより、店頭やネットでは入手できない成分濃度の高い薬を処方してもらえたり、適切なアドバイスを受けられます。
受診するのにちょっと勇気がいるかもしれませんが、AGA専門病院のスタッフはその道のプロですので、細やかな気遣いを払ってくれるので安心して受診してみてください^^
ウィッグで対応する
実は私は出産後に円形脱毛症になったのですが、生えてくるまではウィッグで対応していました。
短いものや長いものなど種類がたくさんありますので色々な髪型を楽しむことも可能です。
ただフルウィッグだと頭を締め付けたり肩がこったりすることもあるので注意が必要です。
まとめ
女性ホルモンの乱れやストレス、日々の髪型などでも薄毛は進行してしまいます。
ストレスを全く感じないようにするというのは現代社会においては不可能に近いことですが、同じヘアスタイルをしないことや食生活の改善、頭皮マッサージなどすぐに始められる薄毛対策はあります!
この記事がつむじの薄毛に悩む女性の少しばかりの参考になればうれしいです^^